ハクビシンの糞尿による感染症を防ぎ、効果的に処理する方法

ハクビシン
この記事は約6分で読めます。

当記事はアフィリエイト広告を使用しています

この記事を書いた人
害虫・害獣駆除マガジン編集部

こんにちは、害虫・害獣駆除マガジン編集部です。
編集部やスタッフ自らセレクトした害虫・害獣駆除の情報をお届け。
みなさんの生活がより豊かになるような情報提供を心がけています。
気になることや知りたい情報がありましたら、お気軽にご連絡下さいね。

害虫・害獣駆除マガジン編集部をフォローする

屋根裏を開けたら動物のフンが!しかも、同じ場所にたくさん積まれているぞ…

アンモニア臭で鼻につく臭い…もしかしてハクビシンかしら?

編集部
編集部

ハクビシンが住み着いているかもしれません!早めに適切な対応を取りましょう!

あなたの家の屋根裏やベランダ、庭に見慣れないフンが落ちていたり、アンモニア臭がしている場合、それはハクビシンの糞尿かもしれません。ハクビシンは同じ場所にフンをする性質があるので、すなわちあなたの家にハクビシンが住み着いていることになります。

ハクビシンが住み着いてしまっている場合、早めに追い出すなど対処をしないと健康被害や住宅を損傷する危険なリスクが付き纏います。

まずは、ハクビシンのフンの特徴やリスクを知り、適切な対応をとっていきましょう!

ハクビシンのフンの特徴

ハクビシンのフンの大きさは約5~15cmです。色は黒~茶色で丸みがあって細長い形。フンの見た目やサイズは、小型犬のフンに似ています。また、同じ場所にフンをし続ける「溜めフン」はハクビシンの特徴的な習性です。ハクビシンは雑食性なので、鳥や昆虫、野菜や果物などなんでも食べるのがですが、特に好んで果物や野菜をよく食べるので、上記の画像のようにフンの中に果物や野菜の種が含まれていることが多いのも特徴です。

たぬきやアライグマとの違い

タヌキやアライグマのフンは強烈な匂いがしますが、ハクビシンのフンはあまり臭いが無いのも特徴。フンにはあまり臭いがありませんが、尿は強烈なアンモニア臭がします。尿の強烈な匂いでハクビシンの存在に気づいて、勝手に住み着いていたハクビシンが発見されるケースもよくあります。

コラム:ハクビシンのフンがコーヒーになる

少し話がそれますがハクビシンのフンをから作ったコーヒーがあるのをご存知でしょうか?正確に言うとハクビシンではなくハクビシンの仲間であるジャコウネコのフンから作ったコーヒーです。ハクビシンはジャコウネコ科の動物です。インドネシアのジャコウネコのフンから作る高級コーヒーというものがあります。「コピ・ルアク」というコーヒーです。

コーヒーの木に熟した果実をジャコウネコが食べて、コーヒー豆は消化されずにフンとして排泄されます。その未消化のコーヒー豆を、きれいに洗浄してよく乾燥させてから焙煎したコーヒーです。体内で豆を発酵させることで独特な味わいと香りを生み出す貴重なコーヒー。幻のコーヒーと言われ、一杯数千円する世界一高価なコーヒーと呼ばれています。あくまでもインドネシアのジャコウネコのフンからできたコーヒーですので、日本の害獣であるハクビシンのフンからできたものではありませんのでご注意ください(笑)

ハクビシンの糞尿がもたらす健康被害

ハクビシンは様々な形で人間に被害を与えます。

まず、「溜めフン」による被害です。ハクビシンは同じ場所にフンをする習性があるため、フンをし続けた家財に被害を及ぼします。天井が腐ったり、シミができ、修繕に多大な費用が発生することもあります。その他、屋根裏に住み着いた場合は動き回る音による騒音被害、田畑の農作物を食い荒らしたりする被害も多いです。

ハクビシンによる被害は様々ありますが、一番怖いのは人間に及ぼす健康被害です。特に、フンを放置し続けているとノミ、ダニが繁殖して鼻炎、アトピー、喘息、皮膚炎などの病気が発生する場合があります。

さらにダニによる被害をハクビシン自身が受けることもあります。ヒゼンダニというダニがハクビシンに感染すると疥癬という病気に罹ります。この病気に罹るとハクビシンは毛が抜け落ちて衰弱して、最悪の場合死んでしまうという病気です。ハクビシンを発見した時に、衰弱している場合は、もしかしたら疥癬に罹っているかもしれません。そのような時は、安易に触れたりしないようにしましょう。

またハクビシンがフンを大量にすることで、感染症を引き起こす寄生虫の発生源になる可能性があります。トキソプラズマやレプトピラ症、E型肝炎など重症化して死んでしまうこともある恐い病気を発生させることもあります。その他にハクビシンはSARS(重症急性呼吸器症候群)を媒介する動物である可能性があるとも言われています。このようにハクビシンが与える健康被害は、非常に危険なものです。

ハクビシンのフンへの対策方法

ハクビシンのフンを発見したら、適切な方法で処理しなければいけません。

まず、処理する前にゴム手袋とマスクを必ず着用してください。感染症を引き起こす菌に接触しないためにゴム手袋、マスクは必要です。ゴーグルや汚れてもよい服装があればより良いでしょう。

次にフンを掃除します。この時に、掃除機を使ってはいけません。掃除機のヘッドやノズルに病原菌が付いて感染してしまう危険があるためです。そのため、フンはほうきなどでフンを集めてください。

ほうきなどで集めた後は、アルコール、エタノールで消毒をしましょう。さらに次亜塩素酸ナトリウム系のスプレーで消毒が出来れば確実です。

  • ゴム手袋とマスクを着用
  • ほうきでフンを集め、捨てる
  • アルコールや次亜塩素酸ナトリウム系のスプレーで消毒

次に再びフンをされないための再発防止対策を行います。対策の方法をハクビシンがよく出没する場所ごとにご紹介していきます。

屋根裏

ハクビシンが住み着きやすいのが屋根裏です。フンを除去したら、忌避剤を使用して追い出すようにしましょう。追い出した後は、侵入口を塞ぐ必要があります。ハクビシンは1辺8cm位の正方形の穴であれば侵入できます。侵入口になりそうなところを見つけて金網などで侵入口を塞ぎます。

しかし、屋根裏への侵入口を塞ぐ作業は、高い場所での作業になりますので、危険と隣り合わせであることは理解しましょう。

ベランダ

ハクビシンは、木を登ってベランダに侵入することがあります。フンの処理をしたら、家のまわりにある木を剪定して、ベランダに侵入する経路を、絶ちましょう。そして忌避剤を散布して、再びハクビシンが近寄れないようにしましょう。

ハクビシンが庭に侵入する場合、餌が目当てであることが多いです。そのため、庭に収穫した作物を置いていたり、生ゴミを置いている場合は必ず撤去してください。また、ペットの餌なども置いたままにしないように注意してください。そして、忌避剤を散布してから庭にネット張るか電気柵を張り巡らして侵入を防ぎましょう。

ハクビシンを駆除するには?

ハクビシンは鳥獣保護法により勝手に駆除したり捕獲することが禁止されています。そのため、自分で駆除や捕獲は出来ません。

また、フンの放置には、病気や家財を損傷させるリスクがありますし、忌避剤を使用してハクビシンを追い出す作業、侵入口を塞ぐ作業は、素人が簡単に出来るものではありません。ケガをする危険もあります。

そのため、ハクビシンのフンを発見したら専門業者に依頼して駆除してもらいましょう。数ある業者のなかから信頼できる業者を選ばなければいけませんが、信頼できる専門業者に任せれば、駆除はもちろんですが、再発防止や家財の修繕に至るまでのすべてを安心してお願いできます。

害獣駆除業者へのお問い合わせや見積もりは無料がほとんどなので、まずは気軽にお問い合わせをしてみましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました