ネズミの死骸の放置は危険!プロが教える正しい処理方法

ネズミ
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うわっ!家の前にネズミの死骸がある!そのまま放っておけば大丈夫かな・・・

とりあえず、そのまま燃えるゴミに出しちゃえばいいのかしら?

編集部
編集部

ネズミの死骸はとても危険です!正しく処理をしましょう!

ネズミの死骸はそのまま放置しておくと、ひどい腐敗臭がしますし、ヒトにも感染する病原体をもっている可能性も非常に高く危険です。また、ネズミの繁殖力は非常に高く、あなたの家に1匹いた場合、その他にも10数匹住み着いている可能性もあります。

​​この記事ではネズミの死骸が私達にもたらす危険性と正しい死骸の処理方法を解説しています。

まずは目の前の死骸を速やかに処理してから、住み着いたネズミを追い出すようにしましょう。

ネズミの死骸が放つ臭いの特徴

ネズミは死ぬ時、明るい場所を探して死ぬと言われていますが、全てのネズミが明るいところで死ぬわけではありません。

人間が仕掛けた毒餌を食べたり、餌が手に入らない場合は家の中で死ぬこともあります。異臭がするので、気になって屋根裏をのぞいてみるとネズミが死んでいたということがあります。屋根裏、天井裏、クローゼットのなか、キッチン等の水回りなど人目のつかない場所でネズミが死んでいるケースは、たいてい強烈な異臭がすることがきっかけで発見につながります。

ネズミの死骸は、酷い悪臭、腐敗臭、チーズや生ゴミが腐った匂いなど様々な形で表現されるほどの強烈な臭いです。特に死んでから時間が経過した死骸は駆除しただけだとその強烈な臭いは消えません。時間が経過しているとウジ虫がわいて衛生的にもかなり悪い状態になります。

そのため、ネズミを駆除した後に、清掃と消毒を行い、その後に消臭作業を行わないと臭いは完全には消えません。

触れたら危険!病気が移る可能性あり

ネズミの死骸を発見しても、素手で直接触れてはいけません。ネズミは生きている時から、無数のダニ、ノミ、病原菌が体中に住み着いています。ネズミから感染する可能性のある病気をご紹介します。

腎症候性出血熱(じんしょうこうせいしゅっけつねつ)

10~20日潜伏期間の後、軽症の場合は、微熱や上気道炎症状、血尿、蛋白尿などの症状がでます。重症の場合は、発熱や低血圧、ショック症状、腎不全となります。重症化して死亡することもあります。

ハンタウイルス肺症候群

潜伏期間は1~5週間。発熱と筋肉痛から始まって、咳、急性に進行する呼吸困難になるのが特徴です。嘔気や嘔吐、下痢などの消化器症状または頭痛を伴うこともあります。早ければ、発症後24時間以内に死亡することがある恐ろしい病気。致死率は40~50%です。

E型肝炎

ネズミ以外にも、豚やシカなどからの感染する病気。潜伏期間2~9週間ほど。症状としては発熱、悪心・腹痛等の消化器症状があります。その他に肝腫大、肝機能の悪化が現れます。まれに重症化するケースもあります。

レストスピラ症

軽症の場合は5~14日間ほどの潜伏期を経て、発熱、頭痛、悪寒、筋肉痛、腹痛、結膜充血などが生じます。発症後4~6日目頃に黄疸が出現したり、出血したりします。重症化することもあり、最悪の場合は死に至ることもあります。

動物病院を経営されている方のブログです。ネズミなどの動物から感染するレストスピラ症の紹介や予防法まで記載されています。

夏から秋にかけて多い、レプトスピラ症 | アイビーペットクリニック別館

ペスト

日本では1926年以降発症した例はありませんが、クマネズミに寄生するノミの体内にあるペスト菌から発症する危険性があります。潜伏期間は、1週間ほど。高熱が続き、めまいがしたり、虚脱状態に陥ります。

その他

ネズミがもつサルモネラ菌から、食中毒が発生したりもします。ネズミに触れることで皮膚炎を引き起こすこともあります。また死骸からの感染ではありませんが、ネズミに咬まれると悪寒、発熱、頭痛などの症状が現れる鼠咬症という病気に罹ることもあります。

ネズミの死骸の処理方法

ネズミを捕獲することは、法律で禁止されておりません。そのため、一般的には市販の毒餌を撒く、または粘着シートを使って、ネズミを殺傷・捕獲し、死骸を処理していきます。

ネズミの殺傷・捕獲方法

市販の毒餌は、壁際や角に設置しますが、ネズミが警戒して毒餌を食べないことがありますので、ネズミの好物と毒餌を混ぜておくと食べる確率は高くなります。1週間ほど経ち効果がない場合は、毒餌の場所を移動させてみましょう。粘着シートで捕獲する場合は、ネズミのフンが落ちていたり足跡がある場所にシートを設置します。新聞紙などの上に粘着シートを設置すると、新聞紙が足ふきマットのような役割を果たして、捕獲率が上がるようです。

ネズミの死骸の安全な処理方法と具体的な手順

ネズミの死骸を発見した場合、どのような処理方法をとれば良いのでしょうか。ネズミの死骸の処理に必要なものは、以下の5つの道具です。

  • ゴム手袋
  • マスク
  • 新聞紙
  • 殺虫剤
  • アルコール除菌スプレー

まず用意するものは、ゴム手袋です。死骸を直接触れるとネズミがもつ病原菌から様々な病気に感染してしまう可能性があります。そのため、死骸を発見しても素手では触らずにゴム手袋を使用して死骸の処理を行ってください。

次に必要なのはマスクです。ネズミの死骸のまわりには、たくさんの病原菌が舞っていますので、それらを吸ってしまわない為にもマスクは必ず着用しましょう。

そして、手袋、マスクを着用したら、まず死骸を取り上げて新聞紙に包んで一般ゴミ(燃えるゴミ)に出してください。

しかし、死骸を処理すれば終わりということではありません。その後のフォローも大切です。まずは、死骸のあった場所は、たくさんの菌が繁殖してしまっている可能性があります。死骸があった場所には、必ず殺虫剤を撒いてください。病原菌のほかに、ウジ虫がわいている可能性があります。

時間が経過した死骸は、駆除しただけだと腐敗臭が消えないことがありますので殺虫剤を撒いた後は、アルコールなどで除菌を行った後に消臭作業も行いましょう。

死骸を見つけた場合は害獣駆除業者に頼むべき

ここまで、ネズミの死骸の特徴や危険性、処理方法を解説してきました。しかし、ネズミの死骸を発見した場合、できたら害獣駆除業者にお問い合わせをすることをおすすめします。

ネズミは繁殖力の高さから1匹いると10匹いると言われています。そのため、1匹の死骸を適切な方法で処理しただけでは根本的な問題解決とは言えません。あなたの家に住み着いたネズミの完全な駆除作業を行い、再発防止をしてからようやく解決と言えます。

駆除作業を自分で行う場合、病気が感染するリスクや慣れない作業を行うので怪我のリスクも伴います。また、再発防止のために行う侵入口を完全に塞ぐ作業。そしてネズミが噛んで傷んでしまった家財の補修作業は、素人では簡単に出来るものではありません。

プロの害獣駆除業者であれば、駆除から消毒、補修作業、そして、再発防止策まで一貫して行ってくれますし、最長で10年間の保証が付くことも多いです。

害獣駆除業者の現地調査・見積もりは無料のことがほとんどですので、まずはお問い合わせから始めてみましょう。

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