コウモリのフンの放置は危険!?正しい掃除・処理の仕方と効果的な対策方法

コウモリ
この記事は約6分で読めます。

当記事はアフィリエイト広告を使用しています

この記事を書いた人
オザワ

害虫・害獣駆除マガジン編集長。祖母の空き家整理の際に、家がネズミの巣窟になっていることが発覚!なんとか業者に頼み、駆除することができたものの、社会問題になりつつあると実感。その時の経験をもとに正しい害虫・害獣駆除の知識を広めようと奔走している。

オザワをフォローする

家の玄関先や軒下に細長くて黒っぽいものが大量に落ちていませんか?もしかしたら、それはコウモリのフンかもしれません。

コウモリのフンは乾燥し粉状になりやすい性質があります。コウモリのフンを吸い込んでしまうと、喘息やアレルギー、狂犬病、エボラウィルスに感染してしまう可能性があります。

もし、あなたの家にコウモリが住み着いてしまっているとしたら、まずは早急に追い出し、清掃・消毒を行う必要があります。放置するばするほど、コウモリの数が増え、それと比例してフンの量もおびただしい量になってしまいます。そうなってしまうと、もう取り返しの付かない事態になってしまいます。

この記事ではまずはコウモリのフンの特徴・糞害を解説し、その後、2度とコウモリに悩まされないように誰でもできる対策方法を具体的に説明していきます。

コウモリのフンの特徴

日本で人の家に住み着くコウモリはアブラコウモリといわれる種類のコウモリです。アブラコウモリは、食べて50分ほどすれば、すぐにフンをします。また、一日で自分の体重の65%以上の量の餌を食べるので、大量のフンをします。一度住みつくと何十匹ものコウモリが同じ場所に毎回フンを大量にするのも特徴です。

フンは、5~10センチほどの大きさで細長くてよじれています。色は、黒っぽいものから少し茶色いものもあり、乾燥していてもろくくずれやすいのが特徴です。ネズミのフンと少し似ているのですが、ネズミのフンは丸みをおびた楕円形の細長いフンで、コウモリのフンと違って湿っています。上記の画像のように乾燥した細長くて黒いフンが大量にあれば、間違いなくコウモリが住み着いている証拠といえるでしょう。

コウモリのフンがもたらす健康被害

コウモリのフンは乾燥していてすぐ粉々になるのが特徴です。そのため、空気中に菌が舞いあがりやすく、コウモリのフンに含まれる菌を人間が吸ってしまうことで健康被害が発生します。糞のなかにある菌には病原菌や寄生虫などの虫が含まれています。これらが人間の体内に入ることで喘息やアレルギーという健康被害をもたらします。日本では、発症は確認されていませんが、海外ではコウモリが狂犬病をもっていたりエボラウイルスを保有していて脅威となっている事例もあります。

コウモリのフンへの対策方法

コウモリは、人間の家の色々な場所に生息します。その場所ごとにフンをして害を加えるのですが、場所ごとに対策をする必要がありますので、そちらをご紹介します。

玄関

玄関は、コウモリが住みやすい場所のひとつです。乾燥した5~10㎜のフンが落ちているのを発見して、コウモリが住み着いていることに気づくこともあります。コウモリが住み着いているのが分かると、フンの清掃をするだけでは解決になりませんので、まずはコウモリを追い出しましょう

コウモリは鳥獣保護法により、捕まえたり殺したりすることは法律で禁止されていますのでご注意ください。追い出すのに一番おすすめの方法は、「忌避スプレーを使用して追い出す」という方法です。コウモリは、約1cmの隙間から侵入して住み着きますので、狭い隙間であっても忌避スプレーであれば散布することが出来ます。追い出した後は、コウモリを寄せつけないように対策をすることも大事です。

その方法は、蚊取り線香を使用してコウモリが近寄らないようにしたり、超音波発生装置を設置するという方法があります。超音波という人間には聞こえない高い振動数をもつ音がありますが、コウモリにとっては苦手な振動数の超音波をだして、コウモリを近寄らせない装置が超音波発生装置です。

編集部
編集部

以下の記事では、自分でコウモリを撃退する場合に必要なグッズを紹介しています!

ベランダ

ハンガーなどコウモリにとって、ぶら下がれる場所があるベランダも住み着きやすい場所です。住み着いているのが分かると、まずはコウモリを追い出さなければいけません。こちらも忌避スプレーを使用して追い出しましょう。忌避スプレーは、通販でもホームセンターでも簡単に手に入ります。コウモリ専用の商品もたくさん販売されております。

追い出した後は、フンの処理を行います。フンの処理を行う時は、フンに含まれる菌を吸いこまないようにマスクをすることと、フンに直接手で触れないように手袋をするようにしてください。

雨戸

雨風から守られていて、日中に寝るのに便利な雨戸にコウモリが住み着くこともあります。雨戸付近に黒くて細いフンを発見して、雨戸の戸袋を見てみるとコウモリがいたなんてことはよくある話です。ここでも忌避スプレーで撃退するのがよいですが、やはり追い出したあとに、今後近寄らないように対策をたてることも大事です。対策の方法のひとつに「CDを吊るす」という方法があります。コウモリは音波によって動くのですが、CDを吊るすことによってコウモリの音波を乱して、近寄ることを防ぐというものです。

換気扇

換気扇の中に住み着くコウモリもいます。換気扇にコウモリが住み着いた時の追い出し方は、まず換気口の外蓋を外してください。

その後に室内側から換気口に忌避スプレーを吹きかけてください。忌避スプレーを使用しなくても、外蓋をはずしただけで追い出せる場合もあります。コウモリが出て行ったあとは、換気扇に大量のフンが残っている可能性がありますの、フンの掃除をしましょう。

その時には、口から菌が入らないように必ずマスクをして、手からも菌が入らないように手袋も必ず着用してください。掃除が終了したら、消毒も必ず行いましょう。消毒用のエタノールか、次亜塩素酸ナトリウムが効果的です。消毒後は、換気扇の隙間から、再びコウモリが侵入しないように侵入口を塞げば再発防止になります。

室外機

室外機にも、侵入しやすい隙間が多いためコウモリが巣をつくって生息することがあります。コウモリの駆除に適している時期は、4~6月と9~10月であると言われています。11月~3月は冬眠時期で、7~8月は子育て期にあたるため追い出すことは困難となっております。こちらも忌避スプレーや燻煙剤を使用して追い出しましょう。

軒下

軒下には昆虫がたくさん生息しますので、コウモリにとっては食料を確保しやすい場所なのです。また雨風にあたらず、寒さも防いでくれる軒下はコウモリにとっては絶好の場所です。こちらは追い出した後の再発防止が大切です。軒下のスペースが入りやすく広い場合は、防鳥ネットを張りめぐらせて、侵入を防ぎます。侵入口が狭い場合は、パテなどで侵入口を塞げば再発防止になります。

コウモリを駆除するには?

コウモリは、様々な場所に住み着いて大量のフンをしたり、悪臭を放ったりして人間に危害を加えます。フンには、病原菌などの菌が含まれています。その菌を吸いこんだり触れた場合、喘息やアレルギーなどの健康被害をもたらします。

コウモリが家に住み着いた場合には、まず追い出してから、消毒をして、二度と侵入できないような対策をとらなければいけません。それらの作業は、慣れていない人が簡単に出来るものではありません。また、フンから病気に感染するリスクや、高所の侵入口を塞ぐような作業を行う場合には危険も伴います。

コウモリを追い出して清掃・消毒する手間、感染症のリスクを考えると、専門業者にコウモリの駆除をお願いしたほうが安心です。フンの被害で建物が劣化したり損傷した場合は、補修を行う必要があります。専門業者にお願いすれば、駆除、消毒、再発防止、補修などすべてを安心してお願いすることができます。

現地調査と見積もりは無料の業者がほとんどですので、まずは複数の業者にお問い合わせをすることから始めてみましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました