ん、まただ・・・最近、軒下の下に長細いフンのようなものがポロポロ落ちているな・・・
調べて見たら、コウモリのフンっぽいけど、どうしたらいいのだろう・・・
軒下に住み着いてしまったコウモリはそのままにしておくのは、危険です!今すぐ対処をしていきましょう!
コウモリが軒下に集まってしまう原因
そもそも、軒下は雨風と日差しから建物を守るという役割があります。実はそんな軒下の特性がコウモリの住みやすい環境と非常にマッチしてしまっています。
コウモリの住処というと洞窟や森林をイメージする人も多いかと思いますが、アブラコウモリは数多くのコウモリの中でも唯一家を住処にする種類です。アブラコウモリは雨風や日差し、寒さから守ってくれる民家を巣として非常に好み特に、古い民家に住み着きやすい傾向にあります。
アブラコウモリの全長は約5センチ程度ですが、1~1.5センチ程度の隙間が空いていれば容易に侵入が可能なので、軒下に隙間が空いていたり、換気口が壊れていて侵入しやすい古い民家の軒下に集まりやすくなってしまうのです。
また、アブラコウモリは夜行性。時間としては、夕方から夜にかけて活動を開始します。そのため、軒先に昨日までなかったコウモリのフンが朝になったら溜まっていしまっているなんてこともよくあることです。
そして、軒下には蜘蛛も好んで巣を張ります。コウモリは蜘蛛や蜘蛛の巣に引っかかった虫を食べるため、軒下には餌となる生物が豊富に住んでいることもコウモリが軒下に集まりやすい要因のひとつです。
コウモリの放置は非常に危険
諦めてコウモリのフンを掃除し続けてやり過ごしてしまっているお家も少なくないですが、コウモリをそのまま放置しておくのは非常に危険です。
コウモリの一番の被害は糞害です。コウモリのフンは乾燥しやすく、粉末状になりやすいのが、特徴です。コウモリのフンには様々な菌が生息し、万が一吸い込んでしまうとアレルギーや喘息などの健康被害を引き起こす可能性が出てきます。また、狂犬病やエボラウイルスなどの危険なウィルスに感染したという事例もあり、コウモリを軒先に放置し続けることはあなたの家族の健康を考えると良いことではありません。
しかし、コウモリは駆除してはいけない
コウモリは我々の生活に悪影響を脅かす害獣として世間では認知されていますが、実は鳥獣保護法で捕獲・駆除が禁止されている保護動物です。
もしあなたの家の軒下に住み着いたコウモリを捕まえたり、殺傷してしまった場合、1年以下の懲役、もしくは100万円以下の罰金に処させる可能性があります。
(参考:コウモリについてのお知らせ | 朝倉市)
なぜ、コウモリの捕獲・駆除が禁止されているかというと、生態系の維持が一番の要因です。コウモリは自分より小さい昆虫を餌として生活しています。もし、コウモリのみを駆除してしまうと、昆虫が相対的に増えてしまい、生態系のバランスが崩れてしまいます。
また、コウモリの中には絶滅危惧種に認定されている種類も少なくはなく、一般の方には住み着いたコウモリが絶滅危惧種か否かを判断するのは難しいでしょう。
(参考:日本のレッドデータ検索システム)
このように、コウモリは生態系の維持と絶滅危惧種に認定されていることから、勝手な判断で駆除しては行けません。
軒下に住み着いたコウモリを撃退する方法
軒下に住み着いたコウモリを撃退する方法はいくつかあり、それぞれの方法を紹介します。
軒下にテグスを張り巡らせる
テグスとはナイロン素材の透明な糸のことで釣りや手芸などで用いられ、鳥獣の飛来防止にも使われています。
コウモリが住む着いた軒下に釘やピンを指し、テグスを巻くことにより、コウモリが訪れることを防ぎます。コウモリは超音波を用いて、場所を把握しているので、飛来ルートにテグスを貼ることで、超音波を弾き返し、コウモリにここにはものがあって入れないと錯覚させることができます。
この他にもネットを貼り、そもそも寄せ付けないネットバリア施工がありますが、素人には難しいのと、ネットが丸見えなので見た目的には良くないです。
テグスだと近くに寄らないと見えないので、景観を大切にしている人にはおすすめの方法になります。
軒下に忌避剤を散布する
忌避剤とは、コウモリの苦手とするにおいを発生させる薬剤のことで、スプレータイプとジェルタイプがあります。忌避剤を軒下に散布することによって、コウモリが近寄りにくい状態を作り出すことができます。
しかし、コウモリは駆除するのは難易度が非常に高い
これまで軒下に住み着いたコウモリをテグスや忌避剤といった道具を用いて、自身で追い出す方法を説明してきましたが、結論から申し上げると、自分でコウモリを駆除するは難易度が非常に高いです。
再発の可能性が高い
自身でテグスを張ったり、忌避剤を使えば一時的にはコウモリの被害を防ぐことができるかもしれません。しかし、コウモリには帰巣本能があるため、一度定住した住処に再び戻ってくる性質があります。そのため、再発を防ぐには、軒下の隙間はもちろんのこと、家全体の隙間を防ぐ必要があります。基本的には、高所での作業になりますし、どこに隙間があるのか完璧に把握して防ぐことは非常に難しく、再発してしまうケースが非常に高いです。
作業に危険が伴う
隙間を防ぐために高所に登らないといけないため、転落して怪我をする危険性が常に隣り合わせです。
また、作業現場にはコウモリのフンが散乱していることが往々にしてあるため、粉末状になったフンを吸い込んでしまう可能性もあります。
軒下のコウモリを撃退する効果的な方法とは・・・
軒下に住み着いてしまったコウモリは早急に撃退するべきですが、市販の道具を用いて、自身で行うのは非常にリスクがある行為です。
そのため、専門の業者に依頼をすることをおすすめします。
専門御者に頼むと、市販では売っていない強力な薬剤や道具を用いて、コウモリを追い出し、再発防止のための家の修繕作業、糞尿の清掃、消毒作業をオールインワンで行います。
また、○年以内の再発無料保証がついてくる業者もあります。
見積もりに関しては、無料で行ってくれる業者も非常に多いので、まずはお問い合わせをすることをおすすめします。
以下の記事では、コウモリ駆除業者の選び方と、編集部がおすすめする優良コウモリ駆除業者を紹介しています♪
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